2023年4月からQRコードによる税金関係の納付が可能となりました。
これによりこれポイントが付くが手数料の掛かるクレジットカードか、ポイントは付かないが手数料も掛からない口座振替かという選択肢だけ(現金払い等除く)だったところ、ポイントも付いて手数料も掛からない第三の選択肢が増えることになりました。
この第三の選択肢について、私が主に利用しているのは楽天Payですのでそちらと、私の利用範囲について備忘のためにまとめていたのですが、先日ポイント付与のルール改定が案内があり、今年の6月4日からは変わってしまうようです…
ひとまず現行の備忘ということで。
まず、楽天Payの請求書払いの利用上限について確認したところ以下のようです。
- 1回最大30万円まで
- 1ヶ月最大100万円まで
また、楽天キャッシュの利用上限について確認したところ以下のようです。
- 1回最大50万円
- 過去24時間最大50万円
- 1ヶ月最大50万円
上記に加え、新NISAの積立と普段の買い物での利用を踏まえてポイント還元を意識しますと1回最大29万円、1ケ月最大40万円あたりが個人的な利用上限となるかと思います。
ただし、楽天Payの利用金額上限については「ご利用店舗・楽天の会員ランク・楽天ペイアプリなどのご利用状況によって、以下の上限金額内であってもご利用いただけない場合がございます。※セキュリティの観点から、お客様個別のご利用上限金額はお伝えできません。」と記載があるため、若干不安がありますね。
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所得税
クレジットカード納付の場合、手数料が掛かる(例:40,001円~50,000円だと418円なので、0.836%~1.05%程度)ため、クレジットカードの還元率が1%程度だと相殺される(50,000円だと84円得となる)。
楽天Payであれば、0.5%の還元率となる。
- 納付期限:3月15日(振替納税除く)
住民税
クレジットカード納付の場合、手数料が掛かる(例:40,001円~50,000円だと495円なので、0.99%~1.24%程度)ため、クレジットカードの還元率が1%程度だとほぼ損となる。
楽天Payであれば、0.5%の還元率となる。
- 納付書発送時期:6月上旬
- 納付期限:
第1期:6月末日
第2期:8月末日
第3期:10月末日
第4期:翌年1月末日
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国民健康保険料
モバイルレジ経由であればクレジットカード納付ができそう。その場合、住民税と同様の手数料が掛かる(例:40,001円~50,000円だと495円なので、0.99%~1.24%程度)と想定されるため、クレジットカードの還元率が1%程度だとほぼ損となる。
楽天Payであれば、0.5%の還元率となる。
- 納付書発送時期:6月中旬
- 納付期限:6月~翌年3月まで毎月月末
国民年金
この中で唯一、前納による割引があるものになります。また、クレジットカードと納付書払いでは割引額が変わらないという点も特徴的です。よって、クレジットカードの還元率が1%程度あればクレジットカード納付の方がお得となりそうです。また、2年前納しようとすると1回で40万円ほどの納付となり、楽天Payの1回当たりの利用上限に引っかかる点でもクレジットカード払いの方がよさそうです(クレジットカードの利用上限には要注意)。
- 納付書発送時期:4月初旬
- 納付期限:4月末日(2年前納)
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自動車税
昨年ベースで考えるとクレジットカード納付の場合、手数料が掛かる(例:39,500円だと321円なので、0.813%程度)ため、クレジットカードの還元率が1%程度だと0.187%(74円)の還元となる。
楽天Payであれば、0.5%の還元率となる(197円)。
- 納付書発送時期:5月頭
- 納付期限:5月末日
固定資産税
クレジットカード納付の場合、手数料が掛かる(0.83%程度)ため、クレジットカードの還元率が1%程度だとほぼ相殺される。
楽天Payであれば、0.5%の還元率となる。
- 納付書発送時期:4月上旬
- 納付期限:
第1期:4月末日
第2期:7月末日
第3期:12月末日
第4期:翌年2月末日
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楽天Payでの納付を検討しているものを面倒なので一括で納付しようとすると、以下のようなスケジュールと納付対象になると思われます。これを見ると金額によっては6月は厳しいかもしれないので注意が必要そうです。