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電力会社切り替え

2016年度から始まった電力の全面自由化に伴い、2018年3月からENEOSでんきを利用してきましたが、2022年10月頃に燃料費調整における上限価格の設定を 2022年11月から廃止するという通知を受け、種々検討した結果、従来の従量電灯Bプランへ変更しました。

2022年10月末時点ではまだ燃料費調整における上限価格の設定を維持している新電力もありましたが、電話系のドコモ、auソフトバンクでんきなども次々と廃止を決めている中、今後の情勢を踏まえるとなかなか下がる要因が見当たらないこともあり、上限維持の確率が最も高いのが地域電力会社の従来プランだという判断でした。

電気料金の計算方法は、以下のようです。

<電気料金の計算式>

基本料金(契約容量別)+ 電気量料金(使用量×単価)+ 燃料調整額(使用量×単価)+ 再生可能エネルギー発電促進賦課金(使用量×単価)

ENEOS電気(東京Vプラン)と東京電量EP(従量電灯B)における違いは、電気量料金の単価と、今回の起因となった燃料調整額の単価の上限設定になります。

<電気量料金>

電気量料金の単価の方は3段階(最初の120kWhまで、120kWh超から300kWhまで、300kWh超)となっており、この点では使えば使うほどENEOS電気の方が安くなります。よって、これによりこれまで恩恵を受けていたことになります。

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しかし、もう一方の違いである燃料調整額について、ENEOSでんきにおける10月の単価は5.13円でしたがこれは上限設定があるためで、東京電力で調べると10月は8.07円、11月は9.72円まで上昇しました。

ちなみに以下が直近2年間のデータです。上が前年のデータになりますが、年間での使用量は変わっていないにも係わらず、請求金額が25%増しになっていることがわかりますね…。

<我が家の直近データ>

例えば10月の電気代で見ると、燃料調整額単価が上限である5.13円の場合は、ENEOSでんきの方が東京電力EPと比較して335円ほど安いのですが、燃料調整額単価が8.07円だったと仮定するとENEOSでんきの方が525円ほど高くなる想定です。

また、我が家の直近1年の最低使用量は5月の229kWh、最大使用量は2月の451kWhでした。燃料調整額単価が5.13円のままの場合、229kWhで計算すると燃料調整額単価が6.06円以上、451kWhでは7.37円以上で東京電力EPの従量電灯Bプランの方が安くなることがシミュレーションでわかりました。

よって、当面は燃料調整額の上限のある東京電量EP(従量電灯B)の方が節約できるという想定でした。

<東京電量EP(従量電灯B)の切り替え>

東京電量EP(従量電灯B)の切り替えは電話でしか受付しておらず、切替における切替元への解約手続きの代行をしてくれないため(一般的にはしてくれるらしい)、廃止予定日の連絡が必要となる点留意が必要です。