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iDeCo改正ーマッチング拠出と併用可に

1年半前の記事でiDeCoと企業型DCのマッチング拠出は併用できないと記載していたのですが、2022年の10月から併用できるようなるとのことですので内容を確認しておきたいと思います。

terapapa.hatenablog.com

まず企業型DCが導入されている場合は月額2万円が上限に。さらに確定給付企業年金も導入されている場合は月額1.2万円が上限となるようです。

前職は後者でしたが、現職は前者なので月額2万円が上限となりそうです。しかし、iDeCo全体として月額5.5万円の上限となるので、マッチング拠出と併用する場合はバランスする必要があるようです。

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では、実際の上限額はいくらになりそうかシミュレーションします。2万円目いっぱい使うとなると企業型DCは3.5万円となり、さらにマッチング拠出を目いっぱいすると企業拠出分1.8万円、マッチング拠出1.7万円となります。そして、企業拠出分1.8万円に対する目安年収は現職の場合1,350万円となる(これは企業により様々)ので、この年収まで上限額2万円を使えることとなり大分余裕があることがわかりました。

メリットは所得控除が増える点ですね。20年間月額2万円拠出した場合は元本480万円、所得税10%なら住民税と合わせて96万円、所得税20%なら144万円の節税になります。もちろん、受取時に税金は掛かるので正確には税の繰延ですが、退職所得として受取れば実効税率は下がりますし、老後も通常現役よりは所得が低いのでやはり下がります。

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一方デメリットは加入時に2,829円(20年で割戻すと約142円)、国民年金基金連合会に月額105円、資産管理サービス信託銀行に月額66円に加え口座管理手数料(0円のところもあり)が掛かるので最低年額2,194円の負担が発生し、これは年額24万円の拠出における1%に当たります。あとは、移管時や給付時にも何かと手数料を取られるようです。

その他、確か金融機関毎に受取り方の選択肢の違いなどがあったような気がしますので、追々確認していきたいと思います。

以上ここでの総論としては結構メリットがあるようですので、資金繰りに問題なければ(資金拘束が発生する点注意)前向きに検討していきたいと思いました。